ECOFF焼尻島コース②「続・床張り合宿」「オフシーズン間近の焼尻島」

開催日:2016年9月8日~9月17日

第2回目のECOFFは、早くも秋めいて一気に涼しくなり始めた9月半ばの日程です。

前回は「めん羊まつり」に「床張り協会を招致しての床張り合宿」と盛りだくさんな内容でしたが、今回は観光客も一気にまばらとなり、船の便数も4本から2本に減る9月です。

この9月は8月と比べると華々しさに欠けるのが正直なところ。

この落差が顕著であるがゆえ、特に観光業は店じまいムードさえ漂います。まだ残された時間があるのに撤収が早い。良く言えば潔い、悪く言えば粘らない、これは北の離島の良いところでもあり悪いところでもあるように思う。。笑

ゲストハウス開業を目指す僕にとって、せめて9月はまだ賑やかであってほしい。

10月からは否応なしに船は1日1便、その船も欠航しがちで観光客はほぼ皆無になるのだから。。。

だから、どんな形であれ、9月のECOFFを楽しい時間にすることは僕にとって非常に意味のあることだったのですが、果たして!

床張り作業を終えた彼らの後ろ姿!

そして今回のメイン作業は「床張り合宿・続編」!

しかも、前回は3人の参加者だったのに対し、今回は7人。

男の子3人、女の子4人。

僕を含めると男女半々、ちょうどいい。のか?

オフシーズン間近の焼尻島

悪天候も手伝って、下船した人がECOFFメンバーのみ!

天気があまり良くなく、みんなが乗る予定だった8日午後船がまさかの欠航!先に来てくれた1人を除く6人が、羽幌で足止めを食うことに。。同じ宿に泊まってもらい、先に親睦を深めてもらうことをお願いして翌日。無事に船は出たものの、海はまだ荒れ気味で、何人か顔色が死んでたのが印象的でした。笑

天気の良い日と悪い日で落差が激しい工兵街道。 天気が良いと利尻富士見えるし、水平線に夕日が沈むよ!!

そんな感じだったので、空は曇天、島内も観光客はかなり少なめ。

こうなると、世話人としては島を楽しんでもらえるかやや不安だったりするけれど、その気持ちを隠して初日は島内案内へ。

背が低いせいもあって世話人が誰かわからない。

……早く天気のいい日の眺めも見せてあげたい!だけど、これも島の姿。

続・床張り合宿

さて、メインの作業は床張り。

前回は客室にあたる部分の床張りで、今回は談話室に当たる部分の床張りです。

床がめちゃくちゃ軋んでた場所。剥がしました。

そして前回は、全国床張り協会の皆々様に来てもらい、総勢17人で作業しましたが、今回はECOFFが7人と島民が3人の10人態勢。島民の2人が仕事の合間に手伝ってくださるものの、基本は8人での作業です。

……さて、間違いなく滞りなく進められるかどうか。

特に今回は「高さが合わない大引と大引を床材で繋がなくてはならない問題(詳しくは調べてね。笑)」が発生!

床下こんな感じ。木材に大正3年とか書いてあってびっくり。

これはなかなか厄介でした。

皆で頭を悩ませ、なんとか乗り越え、床材を打ち込む作業へ。。

床材搬入。まぁ重い。

床張り協会からレンタルしていたスライド丸ノコで床材をカット

カットした床材を玄翁と釘締めを駆使して打ち込む!

工具は不慣れでも、失敗すると取り返しがつかないこともあり得る作業だけに、丁寧に……。

でも慣れてくるとリラックス。笑

リラックスも大事だけど怪我には注意!(マジで)

案外、良い写真がいっぱい撮れました!

床張り作業で時間を費やすかたわら、協力隊の同期で天売島にて先にゲストハウスを開業した宇佐美氏を訪問。

宇佐美氏の営むゲストハウス天宇礼の草刈り、ごみ処理をお手伝い。

後に素敵なカフェになります。

その後、天売島内をサイクリングしたり、シーカヤックで遊んだり。

たった4kmしか離れてない焼尻~天売間だけど、その違いはいろいろ。両島を見比べつつ、島おこしについて考えて欲しい……という裏テーマもあったけど、伝わったかな?

天売島を訪れたこのあたりから天気は概ね良好。

天売島でも、焼尻島でも良い写真が撮れ始めました!よかった!

天売島の観音崎。良いよね。後ろにはハートの崖。

焼尻でも出来なくはないけど、天売でしか遊べないシーカヤック。

ゲストハウス天宇礼に1泊!

焼尻に戻ってからも天気良い!良かった!

焼尻島白浜海岸。みんな靴なのにはしゃいで大丈夫なのか。

そのほか

拾ってもなくならないゴミ。だけど持ち帰ると溢れるほどのゴミ。

今回も海岸清掃をやったり。

小中学校の本棚整理もお手伝いさせていただきました。

どちらも7人いるとあっという間。

前回(3人)とは捗り方というか、勝手がかなり違うなー。

作業とは言え、本棚の上に乗るって大人の特権だよね。

ふりかえり

島を楽しんでもらえると、やっぱり嬉しい。

一見、何もない時期に10日間も受け入れて大丈夫か……なんて心配は杞憂でした。

序盤こそ天気が悪く、色々と微妙だったものの、10日もあればキチンと良い景色、楽しい時間を演出してくれた焼尻島。何もないなりの楽しさを、参加者の7人も見出してくれたんじゃないかと思います。みんなありがとう!!

なんとか張り終えた床の上で!

ただ、この期間を充実したものにするために、やっぱり軸となる作業が必須。

前回も今回も床張り作業という、内地ではまず経験しないような作業をしたからこその達成感があったのではないかと感じました。農業のない焼尻島、ECOFFの10日間だと漁業もなかなか難しい。「当面は、ゲストハウスまわりの作業がメインになるのかな?」……と、この時点では今後受け入れの軸とすべき作業が思い浮かんでおらず、不安がありました。作業内容にもよるけど、今後は7人だと持て余す不安も。

上手く島おこしと絡められれば良いのだけど。。

……なんて色々と考えつつ終了。この時点では開業までまだまだ不安要素が多く、心中穏やかではありませんでした。笑

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