8月7、8日、焼尻島にて『床張り合宿』やります。

協会HP

8月7、8日、焼尻にて『床張り合宿』やります。

自分のツイッター(@yagishiriTV)とかでちらほら呟いていたんですが、ゲストハウス予定地で『床張り合宿』ってのをやります。

読んで字の如し、床を張り替える合宿です。

僕が譲り受けた建物は築年数がだいたい90年ほど(らしい)。

なんやかんやと改築を繰り返しているため、言うほど“築年数90年感”はないのですが、直前に住まわれていたご夫婦が高齢だったこともあり、一部の部屋は時が止まっているかのような状態でした。

昭和50年頃の新聞があったり、古びた状態の進研ゼミの謎オモチャが出てきたり……。

IMG_0209

IMG_0207去年の片付け前の時点

 

せっかく協力隊の活動費を使うのなら……

中でも一部の床が凄くベコベコしていました。素人判断ながら「なんかちょっと嫌やな……」というレベル。もし晴れてゲストハウスを開業できたとしても、小錦3~4人泊めたら床落ちてまうんちゃうか?ってカンジです。

床の張り替え作業自体は業者さんに任すこともできますし、島の腕利きの人にお願いしてもたぶんプロと大差ないクオリティで出来てしまう予感です。ただ、安易に業者さんを呼ぶのは面白くないし、島の人にお願いする……ってのも気が進まない。(島の人は本当に頼りになるんですが、島の人の技術に甘えてばかり……ってのは、やっぱり引け目があるもんです)

IMG_0206

そんなこんなで、『全国床張り協会』(http://yukahatter.jp/という団体に講師をお願いして、島外の人と一緒に床張りしようと思い立ちました。『全国床張り協会』とは、床張り作業に特化したワークショップを全国各地で行っているセミプロ集団。“空き家改修”と“地域おこし”って、割と密接な関係なせいか、協力隊をやっているとちょいちょいその名前を耳にしていました。

僕が床張り協会を選んだ理由も単純で、

  1. 業者さんや島民の作業で完結するのは寂しいから。
  2. 1回覚えたら他の場面でも役立ちそうだから。
  3. 床張り協会の代表の伊藤洋志さんに会ってみたかったから。

……と、そんなところ。伊藤さんの著書『ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方』は協力隊界隈で話題になっていた時期があり、僕もその本に少なからず影響を受けていました。

床さえあれば

「床さえ張れれば家には困らない」!(床張り協会HPより)

床さえあれば2

「大勢でやれば楽しい遊び」!エエカンジですやん~(床張り協会HPより)

 

まぁアレです。空き家対策特別措置法なんていう法律さえ施行されるこの時代、空き家に対してちょっとでも自分の手で何か出来たほうが良さげじゃあないですか。焼尻、空き家多いし。

「人類は二種類に分けられる、床が張れる側と張れない側である」

床張り協会のHPにもこう書いてますし。

 

7/31~8/9でECOFF受け入れ、8/6~9で床張り協会受け入れ

前回の日記(【イベント】村おこしボランティア・焼尻島コース、募集開始しました!【8、9月】)と合わせて整理すると、7/31~8/9で2団体受け入れる予定になってしまいました。えらいこっちゃ。すでに島外から8人ほど参加してくださる予定なのですが、まだまだ募集中です。。

7/31~8/9 ECOFF村おこしボランティア 焼尻島コースの ご参加はこちら

8/6~9 全国床張り協会 北海道焼尻島床張り合宿の ご参加はこちら

 

ただでさえ、大人数で賑わうことの少ない焼尻なのに、今回は8/6の『焼尻めん羊まつり』にぶつけた日程でもあるので、この期間はかなり賑やかになりそう。それはそれで良いけれど、果たしてちゃんと回せるかどうか……。

理想だけ先に描いて後から帳尻を合わせようとする悪癖です。まぁなんくるないさーの精神ってことで。ここ北海道ですけど。

IMG_0476

 

床板の特性だとか、値段だとか、そもそもどこに注文すんの?って。

しかしアレです。床張りをする!と息巻いたものの、素人の僕としてもそれなりに予習が必要です。

  • どんな段取りで作業をするか
  • どんな資材、工具を事前に用意しておくべきか
  • そもそも床板の種類は何にするか
  • ていうか、その床板を選んだところで建物のデザインにマッチしているか
  • それ以前に、その床板は予算的に大丈夫なのか。
  • それは結局のところ、どっから仕入れたらいいのか。

……っと、ひとつひとつ悩み始めたせいか、けっこう時間を食われています。床板に関するカタログとか業者HPとか睨みつつ……。

IMG_2328

今さらと言うか、当たり前なんですけど、床板ひとつとっても色んな種類、見た目、加工法があるわけですね。

  • 北海道に住んでるし、やっぱり道産?
  • でも外国産のほうが頑丈な気もする。
  • 平米単価で見ると、2,000円台から10,000円以上まであるし。
  • 色とかフシとか見出したらキリあらへん。
  • オイル塗装したらまた全然雰囲気変わってくるし。
  • うっわ、業者によって全然送料違うやん。
  • そもそも地元の建材屋さんは何を扱ってるんやろ。

……的な。いやはや。

まだどの床板にするかは決まっていませんが、予算にも限りがあるし、無理のないところで決めようかな、と。

 

結局、何をやるかってぇと……

床張り作業に関して、ざっくり説明しますと、

IMG_2085

①既存の畳を剥がし、元々敷かれている床板を露出させます。

 

作業イメージ

②その上に新たに根太(床板を支える骨の役割)を303mmピッチ(間隔)で敷きます。(画像は床張り協会さまより)

 

作業イメージ2

③根太によってできた枠の中に断熱材(スタイロフォーム)を敷き詰めます。(画像は床張り協会HPより)

 

作業イメージ4(画像は床張り協会HPより)

④その上に床板を敷いて完了。

 

……ってな具合です。

写真で見るぶんには簡単なんですが、実際にやるとなると、狂いのない採寸・加工が求められる予感。これ、素人だと案外時間かかります。場合によっては塗装とか、床張りとは直接関係の無いところでの作業なんかも発生しそうです。

でも、こーやってみんなでワイワイやれると楽しそうですね。

 

まだまだ募集中です。

今回の受け入れにあたって掛かる費用は、「床張りに関する資材」と「講師の旅費、食費」と「寝床の提供」のみ。業者さんを呼ぶよりは若干安いといったところですが、それで島外の人と交流の時間を持てるんだから、僕にとっては意義深い。ちょうど8/6の『焼尻めん羊祭り』と隣り合わせの日程なので、来てくださる人たちには北海道の小さな島を楽しんでいって欲しいところです。

ぼちぼち参加者が増えているのですが、まだまだ募集中

良かったら焼尻に遊びに来て、んでもって床張りしてってくださいませ(^^)

イベントとは言え、僕のゲストハウス予定地の床張りをしていただくわけですから、もちろん出来る限りのおもてなしをさせていただきます。

 

8/6~9 全国床張り協会 北海道焼尻島床張り合宿の ご参加はこちら

7/31~8/9 ECOFF村おこしボランティア 焼尻島コースの ご参加はこちら

IMG_8513

 

あとがき

PostScript (1)

このブログを読んでくださる方ならご存知の方も多いかと思いますが、隣島・天売協力隊の宇佐美さんもゲストハウスやる予定です。僕よりも4ヶ月早く任期が終わるため、先んじて開業準備を進められていました。たぶん、今日オープン(だっけ?)。僕とはスタイルもアプローチも異なりますが、僕と同じく旅好き島好きな人です。こちらもぜひ~

 ⇒天売島地域おこし協力隊(Facebook)

 

PostScript (2)

本日付で焼尻にもう一人、協力隊が着任されました。活動ジャンルは福祉分野で、社会人としては僕よりもかなり先輩。今のところ、一緒に活動するようなことはなさそうですが、今後とも焼尻の協力隊をよろしくお願いいたします。m(_ _)m

とか言うてる間に僕の任期はジャスト半年。

浸ってる間もなく、今日このあと15時30分からナマコ漁の出面が始まります。忙しくなっべー

 ⇒【協力隊の副業】1年7ヶ月目の変化。焼尻島の出面仕事に参加したらいろいろあった。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です