野鳥も花も賑やか、ウニ漁解禁、焼尻厳島神社祭…。6月の焼尻島は何かと忙しい?

船渡御時に掲げられる大漁旗!

やすんでけ宿主のおっくんです。

前回、「5月の焼尻島の魅力」と題して記事を更新しました。

 ⇒花と山菜と魚介類と野鳥と。5月の焼尻島観光は夏にない魅力満載!

さて、6月です。

この6月は毎週末何かしらの島内行事がありまして、島民としては何かと忙しい時期に入るのですが、その一方、観光方面では少し課題のある季節。

良い時期なんだけど、連休がないってのがな~~~(><)

しかししかし嘆いても連休は増えません。

暖かく、涼しく、虫少なめで、花盛り。プライベート感を満喫するには最強の季節と言えます!遊びに来てくださる方々に喜んでもらえるよう全力を尽くしたいと思っています。(`・ω・´)

小さな島ならではの行事もぜひ見てね!

6月の焼尻島は、移住者の僕にしてみれば1年で最も過ごしやすい季節なのです。

 

夏の入り口、花々に囲まれてゆっくりと周りを見渡す季節

まず6月の焼尻島の大いなる特長がエゾカンゾウ、エゾスカシユリ、ノビネチドリ、ハマナス、ハマハコベ、ハマエンドウ……と色づいた花々が次々と咲き始める点!

めん羊牧場近く。さながらエゾカンゾウ畑のような。。

お綺麗です。花言葉は「憂いを忘れる」

5月の花々も素敵ですが、比較的白っぽい花が多く、やや小ぶりなものが多い印象があります。

対して、6月は色彩豊か。城、黄、オレンジ、ピンク、紫、緑と、色のバリエーションが増えるのはもちろん、それぞれが色濃くなっていくわけです。

本当にですね、これら植物のたくましさたるや見事なもので、6月のたった1ヶ月であっという間に草ボーボーになります。島民が重い腰をあげて草刈り機を持ち始めるのもこの時期だったりします。笑

「北海道の夏は短い」なんて言いますが、焼尻島も例外でなく、7~8月に集中して観光のお客さんが増え、さらには島の漁業関係まで最盛期を迎えます。なので本当に、あっという間。

6月はそんな夏を迎える前に、一度落ち着いてゆっくりと周りを見渡す季節なんですよね。(そのわりに落ち着きなく見られるのはまた別の話。笑)

オンコの荘がマーガレットに覆われるのもこの季節。

オンコの荘のホオノキの花。木々が低いため手の届くところに咲いてくれます。

雨が降ってもイイカンジ。

 

過ごしやすい格好で、ちょっと歩くだけでいい。

あと、渡り鳥こそ少なくなりますが、6月の焼尻島は野鳥も賑やかです。僕なんかは島内のガイドもやっているのですが、この時期はオンコ原生林を歩いていても、集落を歩いていても、印象的な鳴き声の野鳥がいます。

そのひとつがウグイス。皆さんご存知「ホーホケキョ」のあいつです。

wikipedia – ウグイス

島の人から教わったんですけど、ウグイスって鳴き声もだんだん上手になっていくんですって。

半信半疑で注目してましたが、たぶん本当です。(たぶん!笑)

6月はなかなか綺麗な鳴き声してると思います。(たぶん!笑)

これが、オンコ原生林の散策と非常にマッチしていて、めちゃくちゃ気持ちいいです。(これは本当!)

6月はまだ蚊などの虫もほとんどいないので、そういう意味でもめちゃ快適。これだけで心洗われちゃいます。

「日々の喧騒に疲れて」と焼尻島に遊びに来てくださる人もときどきいますが、そういう人はこの時期ですよ!!

 

もうひとつ、印象的なのがエゾセンニュウという鳥。

wikipedia – エゾエンニュウ

島民にとっては馴染み深く、もはや当たり前の存在ですが、島外の人にしてみればかなり目立った存在になると思います。

鳴き声はこんな感じ。

北海道の方言になぞらえて「じょっぴんかけたか(鍵かけたか)」と呼ばれることもあります。

そう聞こえなくも……ない?笑

こちらは四六時中鳴いている印象ですが、おもに夜から明けがたにかけて元気です。

朝、散歩に出かけるお客さまが“朝の涼しい原生林×エゾセンニュウの鳴き声”に「良いねぇ~」と言ってくれたこともありました。(^^)

 

ウニ漁解禁!ウニの概念が変わる?

その日とれたウニ、食べたことありますか?

6月下旬になるとウニ漁が解禁されます。

それまでウニ嫌いだった人さえも「美味しい!」と言ってしまうウニ。かくいう僕もそのうちの1人だったりします。笑

作業風景も見られるかも?

さて、2018年からは当ゲストハウスでもウニの提供を予定しています!

提供方法は検討中ですが、せっかく島に遊びに来て頂くからにはぜひやりたいですね~~~!

……と言いますのも、ウニの難点は安定的に食べられないところで、ウニはとってもデリケート。

殻つきのまま鮮度を落とさずに提供することがかなり難しいため、漁があったその日に提供……という形になるかと思います。(殻つきの場合)

ただし、一般的に流通しているウニのようなミョウバン使用のものとはワケが違います。

「ウニの概念が変わった」なんて島ではよく聞く話ですが、つまりはそれだけの味わい深さがあるということ。

通な方に言わせれば、隣島の天売島とも若干味が違うというの話も。

ぜひ食べてほしいです!

しかし繰り返しになりますが、その日の朝になってみなければウニ漁の有無はわかりませんし、鮮度保持が大変難しいという状況もあります。

ご期待頂きたい半面、「食べられればラッキー」くらいに思ってほしいのはワガママでしょうか。。((^-^;

漁が行われるかどうか、その日の朝に決まります。

 

年に1度の島内行事が特別な思い出に!

島民大運動会

6月は毎年第1週の土曜日に島民大運動会が開催されます。

島民大運動会という名ですが、これは学校行事としての運動会。

2017年時点での焼尻島の小中学校の児童生徒数は5名と少なく、いわゆる“紅組白組に分かれての対戦”といったものもありません。

なので、以前より島民も参加、協力してのイベントになっています。

僕自身はこの運動会を初めて見たときにちょっとした感動を覚えました。

当時は児童が1人しかおらず。でしたが、本当に老若男女が参加して、200人少々しかいない焼尻島なのに70人ほどが集まっていたのです。(焼尻島民がこれだけの数集まる機会なんてそうそうありません。笑)

中には島民づたいで、お仕事関係で島に来ていた方々や、日本1周の最中だった旅人の方もいました。

日本1周中に参加してくれたチャリダーさんの自転車(!)

島内外のメンバーで盛り上がる運動会はとても素敵で、外野の人間ながら、こういう機会が毎年あれば良いなとしみじみ感じた次第です。。

これからも子供が楽しめる賑やかな運動会が続いてほしいと思っていますし、ぜひこういう行事も見ていって欲しいなとも思っています!

老若男女で盛り上がります。

 

さて、同様の島内行事でもうひとつあるのが焼尻厳島神社祭。

こちらは日付固定、曜日に関係なく毎年6月27日に宵宮祭、28日に本祭が開催されています。

ご存知の通り、焼尻島は漁業が主産業の島。(めん羊じゃないんですよ。笑)

この厳島神社祭は海難厄除、豊漁祈願の思いが込められた祭事なのです。

厳島神社とお神輿

やはり見てほしいのはお神輿、特に船渡御でしょうか。

大漁旗などで色鮮やかになった漁船だけでも格好よく、さらに、少し波が高い日だとその光景はなかなかに圧巻です。(漁師じゃない人は酔いがちですが。笑)

船からの景色

 

さいごに…

いずれ、さらに人口が減ってしまうと、こういった行事の存続も危ぶまれるだろうことと思います。

だからこそ、開催されるうちは賑やかであってほしいなと願うばかりです。

……と言いつつ、島で商売をし始めた僕としても他人事ではない話。

なのでぜひ、たくさんの人に遊びに来てほしいです!

もちろん、出来る限りのおもてなしをさせて頂きますよ~~~~~!

羽幌甘エビまつり(6月下旬)に合わせて離島観光なんていうのもいかがでしょうか?(^^)

 

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