島生活に欠かせない波予測 – 焼尻島の場合
ご機嫌いかがでしょうか。
北海道の斜め上の島のおっくんです(・ω・)ノ
最近はツイッターで全国各地の協力隊の方々のツイートを眺めるのがマイブームです。みなさんホントおもろいッスね。。地域おこし協力隊なんて変わった仕事に就かれるくらいですから、やっぱりどこか風変わりな印象です。「地域おこしに必要な人材はよそ者、若者、バカ者」……なんて言いますが、協力隊になった時点で、みなさんにはその才能があるのかも知れません。
(「お前もな」という声が聞こえた気がしますが、気にせず続けます)
あとツイッターでからんでくださる方々、いつもありがとうございます。お陰で心細くならずにやれています。笑
⇒焼尻なう(地域おこし協力隊・焼尻島) https://twitter.com/yagishiriTV
さて、焼尻島では、10月~翌年4月末までフェリーが1日1便体制になっています。つまり、「朝10時着のフェリーが来なければ、明日に期待しましょう(明日来るとは言ってない)」ってなワケです。
島での会話も「明日はフェリーどうだべな」「いや~明日は来ないべや」みたいな話題が増えます。
夏は、フェリーが丸一日欠航!なんて滅多にありませんが、冬は一度欠航し始めると2~3日欠航が続くこともザラ。なので、みんなフェリーの出欠航を気にするのです。
フェリーが出るか、出ないか、漠然と検討するに最適なのはインターネットの波予測情報です。
たとえばこの「Yahoo!天気・災害」なんかは日本地図があってわかりやすく、波の高さも色で分けられているので見やすいかと思われます。
そのほか、「goo天気」や「国際気象海洋(株)沿岸波浪予想(気象庁発表)」などいろいろありますので、自分の好みにあったものを見れば良いでしょう。誰の参考になるかわからない話題ですけど。笑
ちなみに焼尻島においては、朝7時ごろ、島内各家庭に設置されているIP電話(上のやつ)にて、フェリーが出るか出ないかの一報が流れます。出航にするか欠航にするかについては、その日の朝、船長さんが判断しているのだとか。
なんとなくですが、焼尻島航路の場合は波の高さ3.0~3.5mがフェリーが出るか出ないかの分かれ目のような気がします。
この辺は離島航路によって違うんでしょうけどね。(-∀- )
旅行者なら、事前に「波が何mくらいになれば欠航になりますか?」と確認しておけば、少し心穏やかになるかもしれません。笑
「Yahoo!天気・災害」の場合、アニメーションという箇所がありまして。
そこをクリックすると、、、
……な感じで6時間ごとの予測が見られます。
天気が西から東へ変わるように、同じく波も西から東へと変化。前線の通過だったり、台風だったり、なんか色々な事情で波の高低も変わるみたいです。(詳しくないです。笑)
ちょ、
えええええ?3日後ヤバイな。。
なんか極端な結果が出ました。滅多にこんな色にはなりません。笑
島外に出かけるときはこの波予測が重宝します。
たとえば、「明日、島を出よう」と考えていても、明日フェリーが出るとは限らないのですから。出張とか大事な用事があるとき、場合によっては前倒しで島を出ることも考えなくてはなりません。
逆に、島に戻りたくても対岸の羽幌で立ち往生せざるを得ないことも。。
プライベートで島の外に出たものの、その後島に戻れない場合は最悪です。宿泊代は余計にかかるし、有給も無駄に使っちゃうし。。笑
(ほかの人も一緒ですけどね)
「ま、これも島ならでは!」と割り切ると、それはそれで楽しくなってきますよ(^^)(ヤケクソとも言う)
波予測において一番困るのが、3.0mくらいの予測のとき。出るかも知れないし、出ないかも知れない。悩むだけ無駄なのにえらい悩まされます。笑
翌日の朝を迎えるまで、どう転ぶかはわかりません。とりあえず、いつでも島を出られるように荷造りだけしておき、あとは運に任せます。(-_- )
そんなこんなで悩んでいると、島民同士の会話でも「明日は出るよ」「いやいや、出ないよ」なんて話すのですが、こういう時、もっとも頼りになるのが“漁師さんの勘”。ほかのどの島民が「明日は出ない」と言っていても、漁師さんが「出るんじゃない?」と言うと、翌朝実際に出たりするから不思議です。笑
餅は餅屋ってヤツでしょうか。やはり海の専門家には敵いません。
漁師さんの的中率が100%とは言えませんが、少なくとも、僕のような素人の判断よりはよっぽどアテになります。素人では見えない部分が見えているのかも知れませんね。。
……さて、僕は年末年始を実家で過ごそうと考えているのですが、この時期は毎年海が荒れているみたいなので悩ましい。
意図した日に確実に島を出られるとは限らないので、どうも飛行機のチケットを購入することに躊躇してしまっています。
むー、ええかげん早よ買わなあかんな。。
(職場の皆様には「早く買いなさい」と怒られています)