いつもとちがう島景色!雨のなか、身体を濡らしつつ焼尻島を撮り歩いてみた。

こににちはは、焼尻島地域おこし協力隊のおっくんです。

9月は本当に雨がよく降りました。

焼尻島も全国の島々と同じように天気が変わりやすく、突然土砂降りになったかと思えばサッと晴れだしたりします。

 

IMG_0430改1

……で、今日も雨です。

島歴9ヶ月の僕ともなると、雨の日だっていつもと同じ格好です。

 

IMG_0430改

大自然に恵まれた島ですから、僕だって心身鍛えられました。もはやこの程度ではヘコたれません。

それこそ生粋の島人ともなれば、これくらいの雨なら軽く上半身裸で過ごすんじゃないでしょうか?僕なんてまだまだ甘ちゃんですから、見習いたいところです。

 

IMG_0430改2

…………。

 

IMG_0431

…………嘘です。カッパ着ます。

 

 


そんな僕ですが、最近思うんです。

この世の常識をもっと疑うべきだ、と。

考えてもみてください。

全国各地の地域おこし活動を見ると、やれ「“商店街を地域住民の交流拠点にする”という方針転換でシャッター商店街を活性化させた」だ、やれ「葉っぱに目をつけて商品化したら数千万円単位の売上になった」だ、常識を逸脱した手段で地域活性に成功しています。

「そんなの無理だよ」と誰もが言うようなことでも、ホントに無理とは限らないワケです。

ボールペンの字だって消しゴムで消せるようになった昨今、僕みたいなごくフツーの地域おこし協力隊は、常識を常識と思わない心構えが必要なのです。

 

なので、雨のなか島を探検することにしました

雨の日に、まして横殴りの雨で風も強い日に、特別な用事もないのに島を出歩くなんて、非常識の極みです。

実際、雨の日に島を出歩くことなんてほとんどありませんでした。

ですが、雨だからこそ、ふだん気づかないような島の魅力に出会えるかもしれません。なんだかワクワクしますね!

すでに若干衣服が濡れていて正直心が折れそうですが、とにもかくにも出発したいと思います。

 

IMG_0432
さて、早速イイモノを見つけました。焼尻小中学校ちかくの花壇です。

花いっぱいの焼尻島ではいたるところで花が咲いていますが、ふだん何気なく見ている花も、雨の日は雫をまとい、また違った味わいを帯びています。

 

IMG_0437

写真うまくなりたいなぁ。

 

IMG_0440

フェリーおろろん2は雨の日でも営業中です。

雨の日に島をウロウロしている人はほとんどいないですが、見えないところでいつものように動いている船。北海道の端っこの島にもきちんと足があることに感謝したくなりますね。

 

IMG_0441

普段は明るく色鮮やかな夕陽を見せてくれる工兵街道も、今日はズッシリとした印象。白波に力強さを感じますね。

わずか数キロしか離れていない天売島ですら、うっすらと島影が見える程度です。

 

 

IMG_0450
島の玄関口であるフェリーターミナルも、さすがに今日は静かです。

 

IMG_0451改

しかしその一方、焼尻漁協には車がたくさん並んでます。天気も悪く、海も荒れ気味ですから、こういう日にこそ漁師さんが集まって会議を進めるんだと聞きました。

 

IMG_0457

焼尻島の名家であり、道指定の有形文化財でもある郷土資料館「旧小納家」です。

レトロな佇まいの木造建築ですが、雨を浴びることで瓦屋根が濡れ、外壁の木が湿り、なんだかとても渋く感じます。

 

IMG_0477 (1)

ちょっと場所を変えて白浜キャンプ場へ行ってみましょう。

さすがは焼尻が誇るキャンプ場です。この程度の雨なら余裕でキャンプができそうな風格があります。(事実、8月は雨の中でもキャンプをしているお客さんを見かけました。)

 

白浜キャンプ場1

見てくださいこれ。

 

白浜キャンプ場2

360度、日本らしからぬ草原風景に囲まれたキャンプ場ですよ。

 

白浜キャンプ場3

雨が降っていることで、より自然を満喫できそうでsslっwtkぁ

 

白浜キャンプ場4

…………。

 

IMG_0486

最後は焼尻島最大の名物でもあるめん羊牧場を見てみましょう。

雪のない時期は牧場でのんびり過ごしている羊たちですが、多少の雨の日でもそれは変わりません。

 

IMG_0489

羊の毛にはほどよく脂分が含まれているおり、雨水が肌に浸透していくのを防いでくれるそうです。ある程度の雨であれば全く問題ないのだとか。いやはやよくできています!

人間なら雨の日に外に出れば「風邪ひくよ」なんて言われますが、その常識は羊には当てはまらないワケですね。(……と、強引に最初の話題に結びつけます。笑)

 

 

IMG_0494

そしてもうひとつ。

焼尻の羊の背中の上には何かとカラスが乗っています。笑

ゴミを荒らしたり、畑の野菜を取られたり……と、焼尻島民にとっては、ちょっとイヤ~な存在のカラス。しかし、“羊対カラス”ともなるとこの状態です。微笑ましすぎる。。

「羊はストレスに弱い動物」なんて言われますが、カラスに関してはまったくストレスに感じていないようです。羊から羊へ飛び移るカラスを見ると、カラスもなんやかんやで可愛く思えますね。

動画:羊の背中に飛び乗るカラス @めん羊牧場

 


……いかがだったでしょうか。

こうして見ると、雨の日の島だって、歩いてみると何かと発見や気づきがありました。

冗談半分で「常識を疑うべきだ」なんて言いましたが、いつもとちょっと違う視点を心がけるのは大事なのかなー?と思います。

最後は結局マジメな締めになってしまいました。笑

 

さすがに身体が濡れてサムイので、ここは常識に従ってシャツを着替えたいと思います。

それでは。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です